奥さまCDです

ブックオフなどで買ったCDを紹介するブログ。

はじめに

ブックオフの激安棚でCDを意識的に掘るようになったのは90年代後半からだったと思う。


時代遅れなものとして投げ売りされていたバブル期の音楽を回顧し出したのがきっかけだった。

中高生当時に流行っていて、しかし限られたお小遣いの中で手を出せず見送った「あの頃」の音楽を追体験するためであったが、当初は半笑いで意地悪く楽しむためでもあった。

が、じきに、投げ売りされている未知のCDの中にも音楽的に好ましいものがあることに気づき、なんとなれば世間的な評価が伴っていないことにもどかしさを感じるにまで至った。

こうして、ブックオフの激安棚に予想外な良盤との出会いを求めるようになっていった。


00年代中期からは8cmシングルをリサイクルショップなどで探す日々が始まった。

これは音楽の二次創作の素材としてオリジナルカラオケを求めてのことであった。

ちなみに8cmシングルは、00年代初頭まではブックオフで大量に投げ売りされており、買取は0円のくせに店頭では100円も取るのか!と当時は憤りつつ、全く見向きもしていなかった。

だからその数年後の00年代中期頃になって、確認したかぎりほぼ全てのブックオフから8cmシングルが姿を消すとは思わず、なぜあの時ブックオフの棚ごと8cmシングルを買っておかなかったのかと歯噛みしたものだ(なお、最近は8cmシングルを置くブックオフが復活してきた模様。ただしそれなりに良いお値段で)。

 

そんな気持ちが収集癖に拍車をかけ、ブックオフ亜流の新古書チェーン(ブック〇〇)や町の小さなリサイクルショップそして大型のロードサイドよろず中古店(万代書店や〇〇鑑定団など)に至るまで捜索範囲が広がっていった。

地方出張の合間に営業車でリサイクルショップを行脚し、8cmシングルを大量にサルベージした。

もはや二次創作の目的さえ忘れ、8cmシングルそのものに取りつかれていた。


そんなこんなで20年あまりゴミのようなCDを集めてきて、今も惰性で買い続けているのだが、近年のサブスクリプションサービスの隆盛に、「自分は何をしていたんだろうか」とモヤモヤした気持ちを抱いていた。

そんな折、ハッとする文章に出会った。 

今となっては、「未サブスク配信」、もっと敷衍していえば、YouTubeなど含めたネット空間で試聴することすら、あるいはその概要すら不明な「ネットにあたっても情報不明」なものが沢山あって、それらが今後もしかしたら独特の価値を形成していく可能性を感じたりしているのです。「次のレア・グルーヴはCDからくる」。そうなのです、というかおそらく、そうであるしかないと思っています。今や、一番ディープな<未知>はネット空間以外(=あの頃のCD)にあるのだから。

CDさん太郎 VOL.1 2019/2/9 - 肴は炙ったイカでいい

 

俗流アンビエント」や「light mellow部」の活動で知られる柴崎祐二さんのブログなのだが、自分がなぜCDを買い続けているのか、なぜ買わずにはおれなかったのかが分かったような気がした。

そして、ネットに情報が乏しいなら、微力ながら自分も発信してみようじゃないか、自分が買ったCDの記録をつけてみようじゃないか、とも。

 

そんなわけで最近激安棚で買ったCD、あるいは過去に買ったCDについて、内容の良し悪し問わず記録を綴ってみたいと思う。